うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

石濱金作・著作リスト

川端康成先生「少年」の新潮文庫版の予約が始まりましたね!2022年3月28日発売予定です!

私は確実に帯付きが欲しいので、本屋さんで予約しようと思います。

発売が待ち遠しいですね!

 

さて、川端康成先生の親友(意味深)の石濱金作先生の大プッシュを始めた管理人です。

詳しくはこちらをご覧ください。

石濱金作「豚と緬羊」 - うみなりブログ。

とうとう石濱先生の著作リストをまとめることに成功しましたので、未来の自分の為に残しておきます。

石濱先生はね、全然単行本とかになってないからね、これを見て順番に国立国会図書館から当時の雑誌の複写物を取り寄せるんだよ、未来の自分…(遠い目)

いきなり一つ目の作品が載っている第六次「新思潮」が国会図書館に所蔵がなさそうなんだけど、諦めちゃダメだ…!神奈川近代文学館日本近代文学館にも雑誌が沢山所蔵されているから落ち着いて探すんだよ、両館とも遠隔複写サービスもやってるからね!未来の自分、頑張れ!(遠い目)

 

ところで、今日は石濱先生のお誕生日らしいのです。

Twitterを見ていると好きな文豪や作家のお誕生日や命日に盛り上がる風習があるみたいなので、とりあえず一人で盛り上がっておこうと思います。

石濱先生おめでとうございます㊗️🎈🎊🍾🎉

 

今回のリストですが、「日本現代文学全集 第67巻 新感覚派文学集」(講談社、1968年)の石濱先生の年譜より著作物についてのみ抜き出したものをベースに、国立国会図書館の蔵書検索から個人的に把握した作品を合わせてまとめました。

 

・大正○年△月→T○(西暦).△、昭和○年△月→S○(西暦).△のように年月を略してあります。

・作品名は「 」、収録されている雑誌名は『 』で記載しました。

・年譜内に「評論」「随筆」等書かれているものについてのみ、タイトル前にそのように記載しました。

川端康成先生についてほんの少しでも書かれているものについては、末尾に★を付けました。「無常迅速」以外は本当にちょっとしか書かれていないものが多いのであまり期待しないで下さい。まだ私も探し途中ですので、他にも見つけ次第追記する予定です。

・現時点で判明している再録作品については、末尾に丸数字を付けました。丸数字は以下に対応しています。

①「新聞集成大正編年史 大正11年度版 中」(明治大正昭和新聞研究会、1984年)

②「葛西善蔵全集別巻」(津軽書房、1975年)

③「新聞集成大正編年史 大正11年度版 下」(明治大正昭和新聞研究会、1984年)

④「新聞集成大正編年史 大正12年度版 中」(明治大正昭和新聞研究会、1985年)

⑤「新聞集成大正編年史 大正13年度版 下」(明治大正昭和新聞研究会、1987年)

⑥「新進傑作小説全集 第14巻 南部修太郎・石濱金作集」(平凡社、1930年)

⑦「近代文学評論大系6大正期Ⅲ・昭和期Ⅰ」(角川書店、1973年)

国立国会図書館オンライン

⑨「日本現代文学全集 第67巻 新感覚派文学集」(講談社、1968年)

日本ペンクラブ電子文藝館

⑪「創作探偵小説選集 第2輯」(春陽堂書店、1926年)※1994年に復刻

⑫「日本小説集 昭和2年版」(新潮社、1927年)

⑬「君らの魂を悪魔に売りつけよ―新青年傑作選」 (角川文庫、1977年)

⑭「新青年傑作選集1推理編1(犯人よ、お前の名は?)」(角川文庫、1977年)

⑮「江戸川乱歩と13人の新青年 〈論理派〉編」(光文社文庫、2008年)

⑯「日本小説集 昭和4年版」(新潮社、1929年)

⑰「竹中英太郎(三) エロ・グロ・ナンセンス 」(挿絵叢書、2016年)

⑱「モダン都市文学 5巻 観光と乗物」(平凡社、1990年)

 

[著作リスト]

T10(1921).2 「痴人醉生」『新思潮』(第六次)創刊号

4「今はむかし」『新思潮』

5「春浅し」、「日曜の朝」『新思潮』

7「髪飾」『新思潮』

T11(1922).3「去就」『新思潮』

8「八月の創作評(1)『暗夜行路』其他」(新聞掲載)①

10「葛西善蔵研究」『新潮』②

11「里見弴氏の今昔」『新潮』

12「文学青年といふ言葉」(新聞掲載)③

T12(1923).1 評論「ストリンドベルヒの夢」『文章倶楽部』

3 随筆「清爽」『文藝春秋

5「一夜」『文藝春秋

7評論「反抗と憂鬱と晴朗と」『新潮』

随筆「貧乏」『新思潮』

「七月文壇芸術派と無産派二人連評(1)」(新聞掲載・青野季吉との共著)④

10「交友記、戀愛記」『新思潮』★

T13(1924).3 「落付いて!落付いて!」『藝術解放』

4「最近の菊池寛氏ー淋しさう」『新潮』

6「壊滅」『文藝春秋』⑥

8「パナマの客」『文藝春秋

「氣魂」『随筆』★

9「柳の街の喜劇」『東京』(実業之日本社)創刊号

10「ある戀の話」★、「新しき生活と新しき文藝(創刊の辞に代へて)ー戰爭」⑦『文藝時代』創刊号

「痣」『文藝春秋

ドストエフスキーの翻訳「白痴」を春陽堂より刊行⑧

11評論「個人主義の展開」『文藝時代』

12「戀の危險」、「わが散文詩」『文藝春秋

「本年の小説壇(上)」(新聞掲載)⑤

T14(1925).3「闇夜の投石」『文藝の先駆』

8「小咄」『文藝時代』

9「ある死ある生」『文藝時代』⑨⑩

10「温泉雑記」『文藝時代』★

11「五月の譜」『太陽』

T15(1926).1「肩」『文藝春秋

2「喜劇」『文藝時代』⑥⑨

3評論「奇論の眞理」『文藝時代』

4「傾いた人格」『太陽』

評論「理性の文学」『戦車』

「タルホ・イナガキ君」『文藝時代』

5「新星」『文藝春秋

「結婚破壊時代」『文藝時代』

7「入學試驗」『文章倶楽部』

「青春挿話(A Fabel)ー稲垣足穂君へー」『文藝時代』⑥

「覗く」『辻馬車』

「雑筆」『不同調』

8「都會の幽霊」⑪、評論「怪奇なるものに就いて」『文藝時代』

10「明眸有罪」(連作長編小説第五回)『文藝春秋

11「山徑」『文藝時代』⑥★

12「私が本年發表した創作についてーこんな事では仕方がない」『新潮』

「文壇雑文」『文藝時代』

S2(1927).1 「ホテルと女優」『三田文學』⑫

「第一歩」『文藝時代』

「奇怪な舗道」『不同調』

「あひぞめ」『週刊朝日

2「A Romance on a Panama Hat」『文藝時代』

3「過渡期」『文藝時代』

「第十三号室の抱擁」『新青年

4 詩「蜜蜂と彼」『手帖』

7「新橋驛附近」『文藝春秋

8「洋行談」『文藝公論』

9 追悼記「芥川先生」『手帖』

11「七本の煙草」『新青年

12「東京・アレグロー都市空想」『文藝春秋

S3(1928).2 「没落か再生か・智識階級は何處へゆくーもうきまつてゐる!」『文藝公論』

「新年創作評」『創作月刊』

3「二月創作評」『創作月刊』

4 「變化する陳述」『新青年』⑬⑭⑮

「文藝持評」『創作月刊』

5「記録」『創作月刊』

8「警句など」『創作月刊』

12「無駄な入獄」⑥⑯、「正宗白鳥(一頁作家論)」『文藝春秋

「おせつかい」『東京朝日新聞

S4(1929).1 「手品」『週刊朝日』⑥

2「高層建築」『週刊朝日

4「技の上達」『週刊朝日』⑥

「或る部屋」『創作月刊』

6「エレヴェーター事件」『新青年

「高子の希望」『若草』

7「大カッフェー時代」『文藝春秋』⑥

8「飛行機ー新形式主義作品」『詩神』⑱

S5(1930).1 「新進傑作小説全集 第14巻 南部修太郎・石濱金作集」(平凡社)刊行⑥(月報に★)

「Wanted:Bald-Heads」『中央公論

4「沖博士の堕落」『文藝春秋

7「戀愛保險」『文藝春秋

「エロスの片足」『中央公論

「嵐と未亡人」『若草』

9「私の意見」『文藝春秋

12「没落者」『文藝春秋

「大阪カフェの東京侵略」『改造』

S6(1931).8 「戀愛と曝露」『文藝春秋

「疑惑」『新青年

S7(1932).1 回想記「あの頃この頃」『文藝春秋』(十周年記念號)

5「磁石と日本」『雄弁』

6「コント傑作集 雨に濡れて」『婦人倶楽部』

7「二夫人の悲愁」『文藝春秋

11「豚と緬羊」『新青年』⑰

S8(1933).2 「滿鐡を狙つた男」『オール讀物

「堅炭と軟か炭」『文藝春秋

4「成長?」『新潮』

5「善女魔」『新青年

7「墜落實記」『文藝春秋

9「青春の墜落」『新青年

11「奇蹟」『文藝春秋

月不明「藝術家の手紙」『文芸創作講座 第3号』(文藝春秋社)

「文学に於ける現実性」『新文芸思想講座 第四卷』(文藝春秋社)

S9(1934).2 「子を盗み出しに」『文藝春秋

「戀母記」『行動』

小説「菊池寛」『モダン日本』

追悼記「池谷(信三郎)君の結婚披露式」『作品』

3「被虐症の女」『オール讀物

「葱と三輪車」『新青年

随筆「文壇華かなりし頃」『新潮』

5「突落された編輯者」『話』

6 川端・横光らと「池谷信三郎全集」全一巻を編んで、改造社より刊行

7「遁走記(半助・みよ子)」『文藝春秋

10「作家の感想ー依頼、被依頼」『文藝通信』

11「夢破れ」『新潮』

12「一時代」『文藝春秋

S10(1935).2 「我が交遊記ー夢二氏との交遊」『文藝』

3 「まぼろし棋士」『オール讀物

6「粹と野暮」『文藝春秋

8「獨居日記」『文藝』

9「その始め」『新潮』

「『春琴抄』と『ひかげの花』」『新潮』

10「良友悪友論」『文藝』★

月不明「無題」『橄欖樹 第2輯』(第一高等学校校友会)

S11(1936).2 「近所合壁」『文藝春秋

4「選擧ー左手利の女」『文藝』

「疳癪集」『文藝春秋

7「模型飛行機の發達」『文藝春秋

11「愛のある作家、ない作家」『文藝春秋

12「貧しい心」『文藝懇話會』

S12(1937).月不明「表現とインテレクト」『日本現代文章講座 構成篇』(厚生閣)

S13(1938).3 「拙策の妻」『新潮』

S14(1939).10 「淡路の風物」『旅』

S18(1943).4「農業と馬」『農村文化』

S25(1950).5 「青春行楽記ー人間・菊池寛」『改造文藝』★

「無常迅速ー青春修行記」『文藝讀物』★

S30(1955).11 「川端君の若い頃」『現代日本文学全集37川端康成集』の月報(筑摩書房)★

S34(1959).3 「私の温泉行第一頁」『温泉』★

S36(1961).4 「熊を見る記」『ハイカー』

 

以上です!

自分で言うのも何ですが、結構頑張りましたよ、石濱先生!

 

間違いなくまだ抜けていますので、把握次第追記していこうと思います。

とりあえず、一般人が閲覧できる範囲内の第六次『新思潮』の分はコンプリートしました!

 

想像以上に沢山書いていらっしゃいましたが、現在図書館や古書などで比較的容易に入手出来て(Amazonのリンクが貼ってあるものがそうです。あと、国立国会図書館日本ペンクラブのはリンク先で一応全文読めます。)読めそうな作品はたった10作程度という悲しい事実…。

沢山読みたい方は、入手難易度は高いですが、⑥「新進傑作小説全集 第14巻 南部修太郎・石濱金作集」(平凡社、1930年)なら結構小説が沢山読めます。

私は県内で一ヶ所だけド田舎の図書館に所蔵があった為読めました(県立図書館にもないのに、何故かド田舎にあった)。図書館でもあるところにはありそうです。

 

国立国会図書館から複写物を取り寄せて、以前よりも色々読みましたがなかなか良い味出していますよ。

機会がありましたら、触れられそうな作品にだけでも触れてみていただけたらとても嬉しいです。

目指せ!認知度アップ!そして川濱(※川端と石濱)を推して語ってくれる人間が私以外にも出現することを願って止みません。

ということで、また多分石濱先生については事あるごとに色々語っていくと思います。

 

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