はじめまして。なるみと申します。
このブログの注意事項等も書いてありますので、初めて来た方は是非ご覧下さい。
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2025年11月23日(日)開催の「文学フリマ東京41」に参加いたします。


なるみ本人が参加いたします。
お隣は、軍隊ソドミアなどの興味深い本を沢山出されている「メガネ文庫」様です。
良かったら遊びにきて下さい✨
東京の後は2026年1月18日(日)の文学フリマ京都にも参加する予定です。
さて、今回の新刊として
を持参いたします。

通販で予約も開始していますので、ご興味のある方は宜しければご覧下さい。
A5サイズ
本文96ページ
会場価格・600円
通販価格・680円+匿名配送料370円です。
また、ずっと在庫切れだった「川端康成「少年」調査報告書」も予約受付中です。
こちらも文学フリマで販売いたします。
A5サイズ
本文166ページ
会場価格・800円
通販価格・880円+匿名配送料370円(新刊と同梱の場合は2冊で送料370円です。)
以前参加した美少年合同誌「少年の小窓」という本もBOOTHにページがございますが、こちらは事前希望者様以外の分は残部極少なので、欲しい方はコメント欄やお問い合わせフォームからお問い合わせ下さると幸いです。
私はブログでも新刊でも書いたことがない森茉莉作品に登場する少年達も含めて「文学作品に登場する気になる少年達」という感想文を書いています。他の参加者様の小説やイラストも非常に素敵で、装丁も豪華で、まさに永久保存版な一冊です。
文学フリマの会場での販売後に万が一余ったら通販いたしますが、余らないかもしれませんので、気になる方はお早めにお問い合わせをいただけると嬉しいです。
新刊と少年同人誌のお取り置きなども、コメント欄かこちらのフォームから承りますので、お気軽にお問い合せ下さい。
さて、新刊「日本近現代同性愛文学感想文」について、少しご紹介したいと思います。
タイトルの通り、日本近現代文学の同性愛要素のある作品についての感想を書きました。取り扱い作品は以下の7作です。
堀辰雄「燃ゆる頬」
福永武彦「草の花」
大江健三郎「下降生活者」
吉行淳之介「寝台の舟」
筒井康隆「恋とは何でしょう」
村上政彦「純愛」
伏見憲明「魔女の息子」

「燃ゆる頬」は、このブログでも以前言及した初出バージョンを全文収録しています。
改行・改頁位置なども初出を頑張って真似してみました。


1枚目・新刊
2枚目・初出誌のコピー
ブログではちゃんとした感想をかけていませんでしたが、今回は「顔」「不器用な天使」にも言及してちゃんと感想を書いたつもりです。
そしてずっと感想を書けていなかった「草の花」もようやく感想をまとめられました。
ブログにも書いた「かにかくに」を含めて「慰霊歌」「ひととせ」「眼の叛逆」「絶望心理」といった関連作品についても感想を書きました。
また、当時の弓術部に所属していた人の回想なども参考にして、汐見茂思と藤木忍の関係を掘り下げました。
今回調査していて一番の収穫だったのが、藤木忍のモデルの人物の顔写真を発見したことなのですが、その情報についても書きました。
文学フリマの「海の家」スペースに来て下さった方になら更に具体的な情報をお知らせすることが出来ますので、「藤木忍の写真が気になる」とこっそりお声がけ下さい。こっそり対応いたします。「清野少年の写真が気になる」でも大丈夫です。文学フリマ東京or京都で、こっそりお声掛けくださる方をこっそりお待ちしております。
他の作品については、ブログでもX(旧Twitter)でもほとんど言及してこなかったと思います。同性愛要素のある文学作品としてはあまりメジャーではない作品かと思いますが、このような作品の情報を求めている方に情報が届いて欲しくて作ったというのが今回の作成意図の半分は占めています。というのも私が切実に知らない作品の情報を求めているからです。メジャーな作品の情報は沢山出てきますが、それ以外の作品の情報はあまり出てこないので、感想とかをまとめてある本があったらとりあえず私が欲しいです。

今回はほぼ文字ばかりの下手くそな感想文ですが、↑のような感じで、漫画作品などがある「燃ゆる頬」と「恋とは何でしょう」に関しては簡単にその感想も書いています。
とりあえず、全ページ真面目な文章で構成されていますので、安心して(?)お手に取っていただけるのではないかと思います。
ご興味のある方は、文学フリマ東京「し-02/海の家」で見本をお手に取ってみて下さい🙇✨
ブログが久しぶり過ぎて、書き出しの文言ですら悩むレベルです…。
こんばんは。
特記事項としては、2025年11月の文学フリマ東京と2026年1月の文学フリマ京都にサークル参加する予定です。
文学フリマ東京では日本近現代同性愛文学の感想本①を出す予定で、「少年」同人誌も再販します。同じものを京都で売る方向性ですので、良かったら是非お近くの会場に遊びに来て下さい。
あと、ブルースカイのフォロワーさんに誘われて9月に発行予定の「少年アンソロジー(仮)」に参加いたしました。
このアンソロジーの"少年"は川端先生の「少年」ではなくて男児の"少年"ですが、私は「文学作品に登場する気になる少年」として川端先生の「少年」についても言及しています。(自分でも書いていてややこしいです。)他には「草の花」の藤木忍とか「燃ゆる頬」の三枝とか森茉莉作品の少年などについて気が付いたら1万字以上書いていました。Xで募った希望者に頒布した後の残部を文学フリマやboothで販売しようと思っています。「草の花」と「燃ゆる頬」と森茉莉作品については「日本近現代同性愛文学感想本①」でもしっかり感想を書くつもりです。
CM終わり。
さて、今回は旅行記のような感じで書いていきたいと思います。
2025年8月31日まで、岩手県盛岡市にある盛岡市先人記念館さんで鈴木彦次郎先生に関する企画展が開催されています。鈴木彦次郎先生は、川端康成先生・石濱金作先生と共に第六次『新思潮』を発行されたメンバーのお一人です。第六次『新思潮』メンバーの箱推しを目論む者としては、絶対に逃してはならない企画です。
更には、その企画展の関連イベントとして彦次郎先生のご子息の講演会があるということで、どうしても講演会を拝聴したく、はるばる盛岡市まで行く決意をしました。
私の家は愛知県東部にありますので、盛岡市までは片道800km以上離れています。800km以上離れていますが、日帰りできないかを真剣に考えていた者が居ります。そうです、私です。
多分新幹線なら日帰りで行けたと思うのですが、滞在時間3時間くらいで美味しいものも食べずに帰る羽目になる筈なので、日帰りの計画は早々にやめました。
次に特に深く考えずに、自家用車での1泊2日での旅程を考えました。そしてG◯ogleマップでの所要時間を見て愕然としました。10時間くらい掛かるというのです。Go◯gleマップの所要時間は実質的にタイムアタックなのでこのタイムを打ち破るのはまず難しく、休憩などを挟むと12時間以上は掛かる筈。下手したら新幹線での日帰りよりも時間に余裕がありません。
という訳で金〜日の2泊3日で自家用車で盛岡市まで行って参りました。自家用車にこだわったのは、とりあえず電車代が高いのです…。
7/11金曜日
道中にも何処かに寄れないかと、10年以上前に行った群馬県のジャパンスネークセンターに毒蛇を見に行くことを思いつきましたが、調べてみるとなんと金曜定休ということで敢えなく断念しました。いや、金曜定休の施設って相当珍しくないですか…⁈
次に宮城県にある蔵王キツネ村にキツネを見に行くことを思い立ちましたが、途中で検索したG◯ogleマップでの到着時刻が閉園時間を超えてしまったので、キツネも断念しました。また別の機会に毒蛇とキツネを見る旅に出ることにします。
そんな訳で閉園時間前に辿り着けそうな有名な観光スポットとして思い浮かんだので、日光東照宮に行って来ました。観光客が大勢居ましたが、こんなに行き当たりばったりに東照宮に行くことになった観光客は他には居りますまい。
想像以上にカラフルで良かったです東照宮。

↓は200段以上の石段を登ったところにあった、どうしても茶を飲ませたい自販機です。

途中大雨に振られながら盛岡市の宿泊施設に到着したのが23:00過ぎ。朝8:00前に出たので東照宮を見ていた時間を差し引いても、やはり12時間くらいは掛かった模様です。Go◯gleマップよ…どうやったら10時間で行けると言うのですか…。
とりあえず、本番の翌日に備えて早々に就寝しました。
7/12土曜日
チェックアウト後、盛岡市内を徒歩で歩きながら先人記念館さんへ向かいました。
今回先人記念館さん以外に盛岡市で見たかった場所がこちらです。

その翌日は、当時の新嘗祭。ーー澄み切った秋晴れの午後、私たちは、街の中央をつらぬく中津川べりを駅へ歩いていった。ーーと、川越しに見える旧城址の石垣を這う蔦が、折りからの陽光を受けて、真紅に輝いていた。「すばらしい紅葉だ」
多感な石浜は、声をあげて嘆賞したが、川端は、静かに立ち止まってまじろぎもせず、その紅葉を凝視して、しばらく動かなかった。(鈴木彦次郎「『新思潮』時代の川端康成」)
季節は違いますが、この文章の、この場所とほぼ同じ場所に立っています。
約100年前に、川端先生達が歩いた道です。
周りの建物の大部分が変わってしまっていても、この石垣や木は変わっていないのではないでしょうか。100年の時を超えて彼らと同じ風景を見ることが出来ていること自体が、奇跡のような気がします。またいつか、今度は秋に訪れたいです。
他にも駅周辺の石川啄木や宮沢賢治スポットを歩いて見ながら先人記念館さんへ向かいました。
↓LAWS◯Nでお買い物を済ませた石川啄木少年。

↓ツェねずみを手のひらに隠し持つ、宮沢賢治先生。

さて、盛岡市先人記念館さんです。


講演会は午後ですが、午前中に入館し早速2階の企画展示室を見学します。
もう、もう、もう、彦次郎先生の人生・人柄・人脈についてよく分かる、素晴らしい展示でした。
第六次『新思潮』の原本や川端先生からの手紙も展示されているので、お近くの川端ファンは是非会期中に行かれると良いと思います。特に素晴らしかったのが、古いラジオ番組でご本人が話しておられる音声です。これは本当に現地でしか聴くことが出来ない超貴重な展示資料でした。川端先生の若い頃についても話していたのでお近くの川端ファンは(以下略)
あとは、今東光先生と彦次郎先生が対談している映像とか…🙏もう、第六次『新思潮』メンバーの箱推しを目論む者としては、感無量の充実度でした。
↓の展示資料解説、カラー印刷&写真も満載で帰りに数千円出しても欲しいやつだったんですが、本当に無料配布で良いんですか…⁈⁈太っ腹過ぎませんか⁈⁈

気付いたら企画展示コーナーだけで1時間以上経過していましたが、他の常設コーナーも見学して、盛岡駅まで戻り昼食へ。
昼食後にはいよいよ講演会。鈴木彦次郎先生のご子息・鈴木文彦氏による「作家としての父 鈴木彦次郎」。ご家族ならではの素の姿も垣間見られるような、すっっっっごい面白いお話でした…!!1時間半じゃ足りない…もっと聞きたかったです…😭
その後、もう一度企画展示コーナーで展示品を目に焼き付け、肉声を耳に焼き付けながら、後ろ髪を引かれつつ館を後にしました。
その後は岩手県立図書館でしかお目にかかれない彦次郎先生関連の貴重書を閲覧し、盛岡冷麺と焼肉のお店で夕食を食べて、2泊目の宿へ向かいました。帰途が楽になるように、盛岡市より南にある奥州市の辺りに宿泊しました。
7/13日曜日
さて、帰宅しなければならない日がやってきました。午前中に出発したら帰宅が結構楽かもしれないのですが、もうあと2箇所寄り道して帰ります。
↓川端先生らが100年前に訪れた小学校。伊藤初代さんのお父さんが働いていたところです。ここから中には入っていませんが、建て替えられていたようでとても綺麗な校舎に見えました。

↓川端康成文学碑。すごい所にありました…。



今回の講演会と一緒でなければ、この2箇所には行くことはなかったと思うので、行くことが出来て本当良かったです。
帰りは群馬県の辺りで事故渋滞が発生し、帰宅は深夜になりました。
結構疲れましたが、充実感でいっぱいの旅になりました。
次に800km離れた土地に行く際には自家用車で3泊4日で行くか、新幹線で1泊2日で行こうと固く決意しました。
おわり。
明けましておめでとうございます。
という時期ではもう全然無いので恐縮ですが、今年初のブログです。
今年も書けそうな時には書きますので、更新に気付かれました際には、お付き合いいただけますと幸いです。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
早速ですが、2025年ももう一ヶ月が終わりましたね…。
去年もあっという間の一年でした。
去年は9月に初めて同人誌を作って、初めてイベントに参加するという大きな出来事がありました。
何だかんだで川端康成文学館さんへ何回か文学講座を聞きに行くことが出来たり、そのついでに清野少年が(百年くらい前に)就職した神社にお参りに行けたりと、推し活も充実していたように思います。
今年は11月の文学フリマ東京に参加したいと思っております。ちなみに、まだ申し込み可能な時期ではないのでまだ申し込んではおりません。
近頃の競争率を考えると即申し込まないとヤバそうな雰囲気なのでカレンダーに厳重にメモをしていますが、無事に参加出来ることになったら、
を出したいです。現在品切れになっている川端康成「少年」調査報告書 も、あれから判明したことを少しだけ書き足したものを再販し、一緒に売りたいなと思っています。
本当は第六次新思潮と石濱金作先生についての調査結果をまとめた本を出したいと思っていたのですが、今把握している内容だと中途半端になってしまいそうなので、もっとしっかり調べてから出したいと考えています。調べれば調べる程、知識の無さに呆然としています…。
さて、話は変わりますが今年は三島由紀夫先生が生誕100周年ということで、X(旧Twitter)でお世話になっているLiz様が先日発行された三島由紀夫アンソロジーに私も寄稿いたしました。
「愛の処刑」の感想にもちょっとだけ書いた、"「禁色」に挑戦した時に完膚なきまでに挫折した時の話"を詳しくまとめました。
私の文は相変わらずどうしようもない仕上がりなのですが、他の三島ファンの皆様の熱量が非常に素晴らしいアンソロジーです。英訳まで付いていて、本当に凄いの一言です。
何と全て無料で読むことが出来ますので、良かったら三島ファン以外の方も是非こちら↓からご覧になってみて下さい。(※英語のページですが間違いではありませんので、太字の「DOWNLOAD.PDF」という文字をクリックして下さい。)
それでは、再度になりますが、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
このブログを訪れてくれた全ての皆様にとって、素晴らしい一年になりますように。
↑宜しければ、クリックお願いいたします🤲
ご要望をいただきましたので、文学フリマ大阪12で頒布して完売した『川端康成「少年」調査報告書』を通信販売いたします。
『川端康成「少年」調査報告書』
A5サイズ
170ページ
通販価格880円+匿名配送料370円
サンプルなどはこちらをご覧下さい。
発送は2024年11月中〜下旬を予定しています。
とりあえず今回の通信販売は2024年12月末に一旦終了する予定で、その後は来年以降に参加するイベント(参加未定)に合わせての販売を考えています。
ご希望の方は↓のリンクからお手続きをお願いいたします。
BOOTHという通販サイトを利用していますが、上手く登録や手続きが出来ない方は個別に対応いたしますのでこちらのお問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。
宣伝を兼ねて、本文を少しだけご紹介いたします。

今回調べていて面白かった、川端先生の片想い?の相手を時系列順に追っていく箇所です。
全体的に「川端康成全集補巻一」からの引用が多いですが「茨木高校百年史」などのレアな書籍からも色々引用しています。
年譜なども頑張って纏めましたので、「少年」と川端先生の青年期にご興味のある方は、良かったら是非お手に取ってみて下さい🥳