うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年ラスト

気付いたらもう2023年も終わりでびっくりです。 2022年ラストのブログを読み返しましたが、今年は去年よりも更に更新が少なくなってしまった上に同人誌も結局作れなかったという…。 何か体調を崩してばかりだったので、来年は普通に健康に過ごしたいです。 …

石濱金作「疑惑」

前回は夏だったのに、気付いたらもう冬がすぐそこに…。お久しぶりです、お元気ですか。 私はストレートネックなどからくる首肩こりと吐き気が一時酷くて読書をしたりだとかまとまった文章を書ける状態ではなかったのですが、何とかまたブログを書けるくらい…

「第一高等学校寄宿寮寮生名簿」から川端康成のクラス名簿を復元した話

こんばんは。 今日も生存と推し活に多忙を極めるなるみです。 現在、川端康成先生(若い頃)と石濱金作先生の推し活を行っておりますが、先日なかなかレアな資料を入手してものすごく暇人みたいなことなことをしましたので、一応ご紹介したいと思います。 はい…

NEW文庫発売決定・折口信夫「口ぶえ」(「口ぶえ」③)

こんばんは、今日も生存と推し活に忙しいなるみです。 今日はまた文庫化のご紹介です。 当ブログでも以前語った、折口信夫先生の学園BL小説(一応間違いではない)「口ぶえ」が新しく文庫で発売することが判明しました。 折口信夫「口ぶえ」① - うみなりブログ…

小島信夫「ガリレオの胸像」②

お久しぶりです。 なるみです。 かろうじてまだ生存しておりますが、割と長期間に渡りドラクエならウィンドウ枠がオレンジか緑に染まっているレベルなので更新がめちゃくちゃ遅くなりました…体調崩したり私生活が多忙だったりして、なかなか思うように書けま…

小島信夫「ガリレオの胸像」①

ある日、城山の授業のときだ。例によって島中の背中に鉛筆で文字を書いていた。島中はくすぐったそうにしながら、甘んじて庄一郎のするに任せていた。 庄一郎はただのいたずらや城山に対する反抗などではなくて、島中の背中にそうして文字を書いていると、つ…

㊗️文庫化!里見弴「君と私・志賀直哉をめぐる作品集」(里見弴「君と私と」⑤)

当ブログでも以前に取り扱った里見弴先生の「君と私と」+一連の作品が、2023年5月25日に文庫で発売されます!!わーいヽ(´▽`)/ まんま志賀直哉先生との関係を描いた作品だけが収録されているという、二人の関係性オタク待望の夢のような文庫です。 出版社は…

当ブログからの無断転載はお断りします。

タイトルの通りです。 つい先日、私の憧れのブロガーさんのブログと私のブログの内容が一緒に無断転載されていたことに気付きました。 今回はそちらについて詳しく書きたいと思います。

現下石濱一人の如し②(川端康成と石濱金作⑩)

今日は新感覚派作家として戦前に活躍された石濱金作先生のお誕生日です 石濱先生おめでとうございます! という訳で前々回の続きですが、石濱先生ネタです。 川端康成先生と石濱金作先生の関係を見る⑩回目。 前回はこちら↓ 現下石濱一人の如し。①(川端康成と…

高志の国文学館「川端康成展」と石川近代文学館

石濱先生ネタの途中ですが、富山市の高志の国文学館さんの川端展に行くことが出来ましたので、会期中に感想を書こうと思います。

現下石濱一人の如し①(川端康成と石濱金作⑨)

一高時代からの親友、「なにをするにもいつしよ」で大学の学費まで仲良く一緒に滞納していた二人(上林暁先生「上野桜木町」参照)、川端康成先生と石濱金作先生の関係を語るシリーズの⑨回目です。 また川端全集とかから見つけてきましたので、色々二人の関係…

垣内少年(川端康成「少年」㉖)

川端康成先生「少年」ネタ㉖回目です。 今日は「少年」内の登場人物、垣内について語りたいと思います。 垣内は本名が宮田正一ですので、川端日記では宮田と書かれていますが、ここでは引用以外の部分では垣内で統一して語りたいと思います。 以前のナンバリ…

2023年始

明けましておめでとうございます。 昨年ブログを見て下さった方、本当にありがとうございました。 今年も宜しくお願いいたします!