うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

NEW文庫発売決定・折口信夫「口ぶえ」(「口ぶえ」③)

こんばんは、今日も生存と推し活に忙しいなるみです。

 

今日はまた文庫化のご紹介です。

 

当ブログでも以前語った、折口信夫先生の学園BL小説(一応間違いではない)「口ぶえ」が新しく文庫で発売することが判明しました。

折口信夫「口ぶえ」① - うみなりブログ。

折口信夫「口ぶえ」② - うみなりブログ。

 

とりあえず書影も出ましたので、一度ご紹介しておきたいと思います。

 

 

予約も開始しているAmazonのページはこちらです。

 

 

 

リンクを押さないと大きな画像が見られないので、表紙画像だけ拡大してこちらにも貼りたいと思います。

https://www.amazon.co.jp/口ぶえ-折口信夫作品集-宝島社文庫-折口-信夫/dp/4299047001/ref=mp_s_a_1_2?crid=22MWHMNJM2USN&keywords=口ぶえ+折口信夫&qid=1691330736&sprefix=%2Caps%2C157&sr=8-2 より



表紙がとても美しいです…!

店頭に並んでいたら普通に現代作家の書いたBLノベルのようなスタイリッシュさ…!

中公文庫「給仕の室」の表紙もとても素敵でしたが、最近は表紙から攻めていますね。これまで古い文学作品に興味が無かった方も表紙が気になって手に取る機会が増えそうですし、間口が広がりそうです。

 

 

醜く穢れた気持ち、これが恋なのだろうか――。

折口信夫の同性愛は母なき受胎による学問と歌の継承である。

――大塚英志漫画原作者・小説家)

 

その愛の形から注意深く目を逸らされてきた人の、さびしく、切実な夢。

――清家雪子(漫画家)

 

大阪の中学に通う、安良。

彼は同性である同級生、渥美に想いを寄せている。

一方で、安良はがたいが良い上級生の岡沢に迫られていた。

強引な岡沢と清らかな渥美、二人の間で安良は揺れ動く――。

著者の自伝的小説「口ぶえ」のほか、師匠まで惑わせる美少年を描いた「身毒丸」、著者の名作「死者の書」の原点である幻想小説「神の嫁」、さらには怪異小説「生き口を問う女」を収録。

〈解説〉持田叙子(近代文学研究者)

(Amazonの紹介ページより)

 

「口ぶえ」はもう既に文庫になっていまして

こちらの二つにも収録されているので入手難易度的には低いですが、表紙買いしてしまいそうなくらい新しい文庫は素敵な表紙です(*´-`)同時収録される他の作品も気になりますね(*´-`)

 

2023年9月6日発売予定です。

夏の暑さや気怠さが感じられる作品なので、発売日もばっちりですね。

 

折口信夫先生の「口ぶえ」や他の収録作品が気になる方は、どうぞ新しい文庫もお手に取ってみて下さい。

 

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