うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

腐女子の自分語り(近現代文学BL沼編)

さて、自分語りの続きです。

BLなどの話題が苦手な方はお気をつけ下さい。

腐女子になった中学生〜高校生の当時、私は日本史の幕末維新〜近代史が好きで歴史上の人物のけしからん妄想などもするという割とマニアックな地点に到達していたのですが、どうやら日本史には男色という文化が存在していたらしいということをその頃に知りました。

これが私にはとても美味しかったのです。

妄想している内容が、実際にあったことなのかもしれないのです。

ということで男色に関する本なども読み始めました。

そして運命の本に出会います。

「給仕の室」の1回目の記事で触れた、氏家幹人先生「武士道とエロス」(講談社現代新書)です。

とりあえず江戸時代頃までの男色がメインに取り扱われていましたが、第2章が明治以降の男色ということで、バリバリ近現代文学のBLに触れられていました。

この時に「給仕の室」の存在を初めて知った訳ですが、「給仕の室」以外にもその新書で取り上げられている小説や他の本で知ったBL臭のする文学作品を図書館に片っ端から借りに行くという狂った日々が始まりました。

同時に歴史沼にも足を踏み入れていた為、私にとって図書館はパラダイスでした。

この萌活(※萌えを満たす為の活動)の優れていた点は、親が勉強していると勝手に勘違いし、しょっちゅう図書館に行っていても何も咎められず寧ろ喜ばれていたところです。あと、お金がコピー代以外ほぼ掛からないところ。

当然ですが、私は図書館で勉強はほぼしていません。

寧ろ勉強の為に図書館に行っても萌書(※萌えを満たす為の書物)を探しに行きたくなるので、全く勉強が捗らないのです。

親はまさか年頃の娘が、図書館でこんな訳の分からない萌活に精を出して文学作品をいかがわしい目で読んでいたなんて夢にも思わなかったでしょうし、今も知らないはずです。貴方の娘は真面目な文学少女の皮を被った、ただの痛い腐女子だったのです。なんてことは絶対に言えませんので、いつの間にか墓場まで持っていく秘密まで出来てしまいました。

このようにして私は、近現代文学BLという、2次創作ではほぼ需要も供給もない(数が少ないことに定評のある歴史同人よりも少ないのです…)恐ろしい沼へと足を踏み入れてしまい、進学や就職で萌活が出来ない時期やアニメや漫画に心を奪われる時期も経ましたが、定期的に近現代文学BLの萌活をしたい欲求に駆られて今日に至ります。

今回はその欲求が大き過ぎて発散させる場所が必要になり、このブログが開設されたという訳です。

沼にハマった割には「はじめに」の既読作品が少なすぎると思った貴方、鋭いです。

ハマった当初は読みまくっていたので記憶もありましたが、最初にハマってからもう○○年…。肝心の「武士道とエロス」や当時取りまくったコピーも引っ越しのバタバタで間違って処分してしまったらしく、現在手元にない為その当時に一度だけ読んだ作品までは思い出せませんでした。余程印象に残っている作品や最近再読した作品のみ既読作品に書いてある為、数が少ないのです。また読み直したら書き足していこうと思ってます。

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