うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

エヴァンゲリオンではアスカが好きなんです。

たまには文学以外の話を。

皆様は、エヴァンゲリオン(以下・エヴァ)は好きですか?

私は好きです。

ということで、今日はエヴァについて語りたい気分なのでエヴァの話です。

内容的に、TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版、コミックスの全てを見た人じゃないと分からないかも知れません。また、考察などは特に無い簡単な感想記事ですが、ネタバレがありますので以下ご注意下さい。

私とエヴァの出会いは中学の時、TVシリーズの深夜の再放送でした。

朝7:25〜の本放送を見てどハマりした友人から激推しされたのでちょっと見てみようかと、当時まだ我が家では普通に使用されていたVHSに録画して見ました。確か第3話でした。

キャラデザの貞本義行さんの絵柄がドンピシャ好みだったのもあり、見事にどハマりしました。

グッズをアニ○イトまで買いに行ったり、CDの初回特典が欲しくてCD屋さんまで予約しに行ったり、コミックス版のテレフォンカードの全員サービスに申し込んだりと、典型的なオタクらしいハマり方をしました。

中学時代にはBLにも出会いましたので、中学の時の私はBLとエヴァで出来ていると言っても過言ではありません。

TVシリーズは夢中で何度も鑑賞しましたが、難しい用語や世界観は中学生の自分には理解しきれずにいました。それでも分からないなりに理解しようと必死でした。

途中の明るい展開の話が好きだったのですが、段々重く暗くなっていくストーリー。

一番好きなキャラクターは今もアスカですが、特に彼女への仕打ちが酷すぎて酷すぎて…それでも最後に希望はあるの…?と縋って観た旧劇場版。私は高校生になっていました。(「シト新生」のテレフォンカード付き前売り券の購入の為に、友人と早朝から映画館に並んだのも良い思い出です。)

打ちのめされました。

観た方は分かると思います。

アスカに対する仕打ちの酷さがMAXで、絵面的にもグロくてショックで、鑑賞当日は寝られませんでした。

観た方は分かると思います。

軽くトラウマのような感じになりながらも何回か観て、内容を少し理解してから旧劇場版は割と有りなんじゃないかと思い、今も思っています。

シンジくんが自分から他の人が存在する世界を望んで、ちゃんと希望した人全員が帰って来られる世界で幕が下りているので、一応シンジくんの成長も見られる映画だとは思うんですよ、尖っぷりは最狂ですけど。

そして希望を抱いて世界に戻った途端に、早速他人(アスカ)に拒否される。世界はそんなに甘くない。この世の中は漫画やアニメみたいに甘くないんだ、目を覚ませオタク共、というのがきっちり描かれているので、割と本気で旧劇は有りだと思います。

本当に革新的なアニメでしたね。

 

そんな訳で、エヴァは自分の中で殿堂入りアニメとなりました。

 

そして数年が経ち、新劇場版が公開されます。

勿論全て観ました。

以下、簡単な感想です。

色々細かい設定が新しくなっていましたが、概ねTVシリーズに沿った内容だと思いました。とにかく映像が綺麗で感動した覚えがあります。

 

新キャラのマリも仲間入りし、ストーリーがかなり変化しました。熱い展開に大興奮。観ていてめちゃくちゃ楽しかったです。ラストのシンジくんの「綾波を返せ!」の辺りはもう、「シンジさん!」という感じで、TVシリーズのあのなよなよしたシンジくんからの成長ぶりが見られ、感動しました。Qの予告編が気になる映像ばかりで、Qの公開が楽しみで楽しみでなりませんでした。

 

Q

あの興奮と予告編はどこに…( ゚д゚)

TVシリーズ後半の鬱展開を彷彿とさせるような鬱々とした気分で映画館を出ました。冒頭から急展開過ぎてずっと作中のシンジくんみたいに「何がなんだかさっぱり訳が分からないよ!」という気持ちで観ました。

う〜ん、カヲルくんの存在だけが唯一の救い…しかし、ラストで…。何かよく分からないエヴァも大量に登場したり、はっきりストーリーにも付いていけなくなってしまい、旧劇視聴後にも熱く継続していたエヴァ熱が急激に冷めてしまいました。

 

シン

エヴァ熱は冷めたままでしたが、鑑賞した人の感想が絶賛だらけでしたので、「TVシリーズからずっと付き合ってきたし、これで本当に終わるならとりあえず観に行くか…」と公開から少し経ってから観に行きました。

結果、観て本当に良かったです。

1回しか観ていないので、はっきり言って細かい部分では分からないことだらけなんですが、それでもストーリーが綺麗に完結したことだけは分かりました。

シンジくんが本当に成長していて、旧劇の時みたいな二者択一の選択をせまられてするような感じではなく、自分から全てを終わらせに積極的に向かって行ったのがとても良かったと思います。

そしてゲンドウ。小さいシンジくんを抱きしめながら「すまなかったな、シンジ」。このシーンを、このセリフを、ずっと待ち望んでいました…私の中のエヴァが本当に完結したような気がしました。

そして、赤い海に置いてけぼりにされた旧劇のアスカにも、自分の気持ちをしっかり伝えるシーンがちゃんと描かれていました。浄化されましたね、旧劇を見た時から引きずってきたトラウマが。

考察は特にするつもりはありませんが、個人的に惣流と式波は違うアスカだと思っています。新劇に出ていたのは式波でしたので、旧劇の惣流はずっとあの赤い海の砂浜に放置されたままだったのかな…と。

 

綾波が可愛かったり、トウジやヒカリやケンスケが良いキャラに成長してたり、ミサトさんとの和解…本当に盛り沢山でBlu-ray化されたら絶対に何回も観たいと思っています。

 

シンエヴァは大満足でしたが、Qで冷めてしまったエヴァ熱再燃!とまでは至らず、今は落ち着いた気持ちでエヴァを見つめています。

私が歳を取ったから、というのもあるかもしれません。闇雲にグッズや特典付きの何かを集めるようなオタクは他のコンテンツでも卒業したからかもしれません。

 

シンエヴァ大満足!とは書きましたが、細かい設定とか色々訳が分からない部分も非常に多くて、ストーリー的な流れで見たら個人的にはコミックス版の貞本エヴァが一番好きかもしれません。

概ねTVシリーズのストーリーを踏襲しては居るんですが、途中の展開もラストも全然違います。

コミックス版のシンジくん、男気もあってめっちゃ良いキャラだと思うんですよ。

個人的な大ヒットは、旧劇のトラウマシーンに差し掛かるアスカの大ピンチにちゃんと助けに行ったあの場面!!

もう旧劇を見てから幾度ともなく妄想した展開です。アスカは助かりますが、結局は旧劇と同じ流れになってしまいます。それでも私を含む全アスカファンはあのシーンに救われたと思います。

 

あと、綾波ですね。コミックス版オリジナル要素の手を繋ぐシーンが印象深いです。

アニメもコミックスも最初は綾波推しだったんですが、気づいたらアスカ推しになっていました。しかし、一緒に過ごすなら断然ミサトさんが楽しそう…。一緒にビール飲みたい…。

 

さて、腐女子として欠かせないのが渚カヲルくんの存在ですね。

大いに語りたい所ではありますが、実は私はあまりカヲシンに萌えたことがないのです…。

いや、同人誌を買ったこともありますし、TVシリーズ第24話の「最後のシ者」はまさに萌えの宝庫みたいなセリフやシチュエーション満載ではあるとは分かっているのですが、何でだろうアニメの二人には食指があまり動かなくて…。

腐女子ホイホイみたいな設定に、心の奥底で気づかない内に天邪鬼になってしまったのかな…。

アニメ版のカヲルくんは別に嫌いじゃないんです。寧ろ好きなんですが、まだコミックス版のちょっと反目し合っている二人のが萌えます。

 

 

とりあえず、今回はこの辺りで〆たいと思います。

エヴァを見たことないけど気になる方には、私はとりあえずコミックス版をオススメします。

 

もうエヴァの新作は無いと思いますが、とりあえずシンエヴァBlu-rayの発売に関連して何か動きがあるかも知れないので、これからも情報はチェックはして行きたいと思います。

 

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