うみなりブログ。

アラフォー腐女子が、BL要素のある文学作品をイラスト付きでゆるく紹介します。日本近現代文学が中心。BL・同性愛的な表現が苦手な方はお気をつけ下さい。

NEW文庫発売決定・折口信夫「口ぶえ」(「口ぶえ」③)

こんばんは、今日も生存と推し活に忙しいなるみです。

 

今日はまた文庫化のご紹介です。

 

当ブログでも以前語った、折口信夫先生の学園BL小説(一応間違いではない)「口ぶえ」が新しく文庫で発売することが判明しました。

折口信夫「口ぶえ」① - うみなりブログ。

折口信夫「口ぶえ」② - うみなりブログ。

 

とりあえず書影も出ましたので、一度ご紹介しておきたいと思います。

 

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小島信夫「ガリレオの胸像」②

お久しぶりです。

なるみです。

かろうじてまだ生存しておりますが、割と長期間に渡りドラクエならウィンドウ枠がオレンジか緑に染まっているレベルなので更新がめちゃくちゃ遅くなりました…体調崩したり私生活が多忙だったりして、なかなか思うように書けませんでした。

ドラクエみたいに一晩寝たら完全回復したいなぁ…じいさんでも一晩寝たら完全回復出来るって凄すぎませんか…ドラクエ4のブライ、あんたは凄い。

 

まだまだブログを継続したい気持ちはありますので、宜しければ今後も当ブログにお付き合いいただけると嬉しいです

 

さて、間が空きすぎましたが、小島信夫先生の短編小説「ガリレオの胸像」の感想が途中で止まっていますので、その続きです。

前回すごく変なところで切った為、続きが気になる方が定期的に見にきてくれたであろうアクセスがちょくちょくありました。本当にすみません。今日はちゃんと感想を終わらせます。

 


①をご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。↓

小島信夫「ガリレオの胸像」① - うみなりブログ。

 

ガリレオの胸像」の本編は、こちらの2冊に収録されています。

 

BL・同性愛の話題です。ネタバレ全開です。以下お気をつけ下さい。

 

 

 

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小島信夫「ガリレオの胸像」①

ある日、城山の授業のときだ。例によって島中の背中に鉛筆で文字を書いていた。島中はくすぐったそうにしながら、甘んじて庄一郎のするに任せていた。 庄一郎はただのいたずらや城山に対する反抗などではなくて、島中の背中にそうして文字を書いていると、つよい満足をおぼえるからだ。
「僕は君が好きだ」
と庄一郎は書いていた。

 

好きな人の背中に字を書いて。

必要なものを隠して困らせて。

カンニングさせてーー。

やがて「行きつく所まで行ってしま」う二人。思春期の思慕が大爆発。そして、戦後の二人は…?

小島信夫先生の短編小説「ガリレオの胸像」の紹介です。

BL・同性愛についての話題です。以下お気をつけ下さい。

 

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㊗️文庫化!里見弴「君と私・志賀直哉をめぐる作品集」(里見弴「君と私と」⑤)

当ブログでも以前に取り扱った里見弴先生の「君と私と」+一連の作品が、2023年5月25日に文庫で発売されます!!わーいヽ(´▽`)/

まんま志賀直哉先生との関係を描いた作品だけが収録されているという、二人の関係性オタク待望の夢のような文庫です。

 

 

出版社は、あの伝説の変態小説「給仕の室 」を文庫化して下さった、信頼と実績の中央公論新社さんです!!

 

中公さん、これらの文庫化を推し進めるなんてマジで凄いですね!もう腐女子の味方だとしか思えないです…(すみません)

微力ながら当ブログやTwitterで宣伝しまくりますので、これからも思いもよらぬ作品をじゃんじゃん文庫化して下さいましたらその度に過剰反応しながら喜びます!!とりあえず数年後とかでも良いので石濱金作「無常迅速ー青春修行記 川端康成をめぐる作品集」をお待ちしています!!!石濱先生はどこの出版社も現在なら全くノーマークだと思いますので、今がチャンスですよ!!!(ここぞとばかりにダイレクトマーケティング)

 

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当ブログからの無断転載はお断りします。

タイトルの通りです。

つい先日、私の憧れのブロガーさんのブログと私のブログの内容が一緒に無断転載されていたことに気付きました。

今回はそちらについて詳しく書きたいと思います。

 

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現下石濱一人の如し②(川端康成と石濱金作⑩)

今日は新感覚派作家として戦前に活躍された石濱金作先生のお誕生日です🎂🎉🎊👏

石濱先生おめでとうございます!

 

という訳で前々回の続きですが、石濱先生ネタです。

川端康成先生と石濱金作先生の関係を見る⑩回目。

前回はこちら↓

現下石濱一人の如し。①(川端康成と石濱金作⑨) - うみなりブログ。

BL・同性愛的な話題が混じります。以下お気をつけ下さい。

 

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高志の国文学館「川端康成展」と石川近代文学館

石濱先生ネタの途中ですが、富山市の高志の国文学館さんの川端展に行くことが出来ましたので、会期中に感想を書こうと思います。

 

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